何はともあれ、動作実演するためには何が必要かを確認する必要もあるため、会社に許可をもらい、簡易検査BOXを持ち込み、IMX179のカメラモジュールとノートパソコンMPro-NB391HとATX電源のセットで、何が足りないか確認することにした。
現在使用していない部屋で、蛍光灯を点けずに動作させてみると、時々撮影画像が真っ黒になる。真っ黒の画像データは取得できているので、ちょっとした足りないものがあるようだ。
いろいろ接続して試してみると、どうもIMX179カメラモジュールへの給電が足りていないとの結論になった。
USB3.0カメラモジュールの消費電力は多めだが、ノートパソコンの給電では難しそう。
ある程度予想して、給電を分離する対策を行っていたつもりだったが・・・
また、撮影できたとしても、事前の懸念通り、小レンズのAFカメラモジュールは検査に全く向かない画像品質。
スマホのカメラもレンズは同じように小さいが、いいレンズを使ってるのか?それとも補正処理がうまいのか?
IMX577も同じ現象が発生する恐れがあるが焦点距離が違うので、USB2.0のIMX298を買いなおして動作確認をやり直すことにした。(買いなおしたくはないんだが・・・)
IMX298カメラモジュールが入荷して、動作確認を行った。
被検査物にホコリが乗っていても検知できず、閾値を狭めてもダメ。
紙を小さく切り刻んだような、ホコリより少し大きめの欠点を作成して乗せると、問題なく検知できる。
どうも、撮影画像の解像度と、画面表示の解像度が違い過ぎて、キレイに撮影できていると思い込み、撮影画像の詳細さの確認を怠っていたのが原因みたい。
カメラモジュールのM12レンズの解像度が、センサーの解像度の4656x3496に対して低すぎるんだろう。
高解像度のセンサーに搭載されているので、それなりに使えるものだと過信していたのが問題か。高解像度カメラモジュールの意味無いじゃん。勘弁してください。
高解像度のM12レンズがあるかどうかもわからないし、付属しているM12レンズを自分で交換なんかできそうにない。
CSマウントレンズのカメラならば、最悪付属のレンズの解像度が低くても、それなりの解像度のレンズを買って交換対処できそう。
調べてみると、AliExpressでCSマウントレンズのIMX298カメラとIMX458カメラが安価に販売されている。
しかし、mm表記になっており、M12レンズとの互換性が検索してみてもわからない。
Yahooの知恵袋で質問し、CSマウントレンズの計算ページを紹介してもらった。
4mmのレンズであれば、だいたい同じ距離で撮影できそう。
簡易検査BOXはプラダンのテープ貼り細工なので、カメラの重量的に厳しい。
出来るだけ軽そうで、なおかつ比較できるように、4mm固定CSマウントレンズのIMX298カメラを注文した。
今のままでは、CSマウントレンズのカメラを簡易検査BOXの取り付けられないので、会社から撤収。
盆前に入荷予定で、盆休みにチェックできたらいいな。
コメント
コメントを投稿