-

 HBVCAM-8M1824U3 V11、本当は何FPSで写真の連続撮影が可能なのか知りたいと思い、FPS確認プログラムを作成してみたが、どうにも3回か4回撮影すると1秒の待ち時間が発生してしまい、3FPSになってしまう。

いろいろ試してみて、大ボケしていたことが判明。

cap.set(cv2.CAP_PROP_EXPOSURE, 0)
asyncio.run(asyncio.sleep(7)) # 反映待ち

露光時間0＝1秒、そりゃあ変な動作するわな！
# 0=1s,-1=500ms,-2=250ms,-3=125ms,-4=62.5ms,-5=31.3ms,-6=15.6ms,-7=7.8ms,-8=3.9ms
# -9=2ms,-10=976.6μs,-11=488.3μs,-12=244.1μs,-13=122.1μs,-14=61.5μs,-15=30.7μs,-16=15.3μs

露光時間を-4を予定すると0.1秒程度の時間待ちが必要か。
import os
import cv2
import numpy as np
import datetime
import asyncio # プログラム全体を止めない非同期待ち時間指定用、asyncio.run(asyncio.sleep(4)) で4秒待ち

os.environ["OPENCV_VIDEOIO_MSMF_ENABLE_HW_TRANSFORMS"] = "0" #カメラ起動の短縮

def print_camera_properties(CAMERA_ID):
    print("カメラプロパティ:")
    print(" - CAP_PROP_FRAME_WIDTH:  ", cap.get(cv2.CAP_PROP_FRAME_WIDTH))
    print(" - CAP_PROP_FRAME_HEIGHT: ", cap.get(cv2.CAP_PROP_FRAME_HEIGHT))

# 撮影回数設定
time_n = 30

image_path = "c:/code/py311/Ta2S Inspection soft/image/"

ut_now = datetime.datetime.now()
print(ut_now, 'Capture用カメラ割り当て')
# カメラのデバイスID
CAMERA_ID = 0
# カメラをキャプチャするオブジェクトを作成
cap = cv2.VideoCapture(CAMERA_ID)

# カメラがオープンされているか確認
if not cap.isOpened():
    print("Could not open camera")
    exit()

ut_now = datetime.datetime.now()
print(ut_now, 'Capture SETTING')
# カメラの設定を変更
cap.set(cv2.CAP_PROP_FRAME_WIDTH, 3264)
cap.set(cv2.CAP_PROP_FRAME_HEIGHT, 2448)
cap.set(cv2.CAP_PROP_FRAME_WIDTH, 3264) # IMX179用
cap.set(cv2.CAP_PROP_FRAME_HEIGHT, 2448) # IMX179用
#cap.set(cv2.CAP_PROP_FOURCC, cv2.VideoWriter_fourcc(*"MJPG"))
cap.set(cv2.CAP_PROP_BUFFERSIZE, 1) #OpenCVの遅延を短くする(初期値は4)（動画でないので効かない？）
# カメラの自動露光調整をOFFに設定し、カメラの明るさを調整
# 0=1s,-1=500ms,-2=250ms,-3=125ms,-4=62.5ms,-5=31.3ms,-6=15.6ms,-7=7.8ms,-8=3.9ms
# -9=2ms,-10=976.6μs,-11=488.3μs,-12=244.1μs,-13=122.1μs,-14=61.5μs,-15=30.7μs,-16=15.3μs
cap.set(cv2.CAP_PROP_AUTO_EXPOSURE, 0)
asyncio.run(asyncio.sleep(1)) # 反映待ち
cap.set(cv2.CAP_PROP_EXPOSURE, -4)
asyncio.run(asyncio.sleep(7)) # 反映待ち
# カメラの自動ホワイトバランス調整をOFFに設定
cap.set(cv2.CAP_PROP_AUTO_WB, 0)
asyncio.run(asyncio.sleep(1)) # 反映待ち
#cap.set(cv2.CAP_PROP_WB_TEMPERATURE, 0)

ut_now = datetime.datetime.now()
print(ut_now, 'PREREAD')
frame00 = cap.read() #本スキャン時の遅延を短くするための事前スキャン
frame00 = cap.read() #本スキャン時の遅延を短くするための事前スキャン
print_camera_properties(CAMERA_ID)

# マニュアルフォーカスの値を設定する
cap.set(cv2.CAP_PROP_AUTOFOCUS, 0) # オートフォーカスを無効にする
asyncio.run(asyncio.sleep(2)) # 反映待ち
cap.set(cv2.CAP_PROP_FOCUS, 240) # フォーカス設定
asyncio.run(asyncio.sleep(2)) # 反映待ち
frame00 = cap.read()

# 画像を取得して平均化
ut_now = datetime.datetime.now()
ut_now0 = ut_now
print(ut_now, 'CAP 1-',time_n)

images = []
for i in range(time_n):
    ret, frame = cap.read()
    asyncio.run(asyncio.sleep(0.1)) # 反映待ち
    ut_now = datetime.datetime.now()
    print(ut_now, 'CAP')
    if not ret:
        print("Could not read frame")
        exit()
    images.append(frame)

ut_now = datetime.datetime.now()
elapsed_time = (ut_now - ut_now0).total_seconds()
# Calculate FPS
fps_n = time_n / elapsed_time
print('time',time_n,' ',elapsed_time,' FPS ',fps_n)
print(ut_now, 'CAP終了/ノイズ除去開始')
average_image = np.mean(images, axis=0)

ut_now = datetime.datetime.now()
print(ut_now, 'ノイズ除去結果の保存')
# 平均化した画像を保存
cv2.imwrite(image_path+"Numpyaverage_image000.png", average_image)

cv2.waitKey(0)

ut_now = datetime.datetime.now()
print(ut_now, '結果保存終了')
# カメラをリリース
cap.release()

実際動作させてみると、安定した連続撮影が出来、7FPS程度になった。
2024-03-03 18:03:14.415599 Capture用カメラ割り当て
2024-03-03 18:03:15.767113 Capture SETTING
2024-03-03 18:03:28.540826 PREREAD
カメラプロパティ:
 - CAP_PROP_FRAME_WIDTH:   3264.0
 - CAP_PROP_FRAME_HEIGHT:  2448.0
2024-03-03 18:03:33.462344 CAP 1- 30
2024-03-03 18:03:33.622342 CAP
2024-03-03 18:03:33.749522 CAP
2024-03-03 18:03:33.889597 CAP
2024-03-03 18:03:34.014558 CAP
2024-03-03 18:03:34.154276 CAP
2024-03-03 18:03:34.280641 CAP
2024-03-03 18:03:34.437809 CAP
2024-03-03 18:03:34.576937 CAP
2024-03-03 18:03:34.703308 CAP
2024-03-03 18:03:34.842451 CAP
2024-03-03 18:03:34.982195 CAP
2024-03-03 18:03:35.122347 CAP
2024-03-03 18:03:35.262084 CAP
2024-03-03 18:03:35.403011 CAP
2024-03-03 18:03:35.542202 CAP
2024-03-03 18:03:35.682391 CAP
2024-03-03 18:03:35.823616 CAP
2024-03-03 18:03:35.962624 CAP
2024-03-03 18:03:36.104298 CAP
2024-03-03 18:03:36.246372 CAP
2024-03-03 18:03:36.386268 CAP
2024-03-03 18:03:36.526361 CAP
2024-03-03 18:03:36.665066 CAP
2024-03-03 18:03:36.804871 CAP
2024-03-03 18:03:36.960813 CAP
2024-03-03 18:03:37.118237 CAP
2024-03-03 18:03:37.274354 CAP
2024-03-03 18:03:37.437765 CAP
2024-03-03 18:03:37.579598 CAP
2024-03-03 18:03:37.751866 CAP
time 30   4.290523  FPS  6.9921545695012
2024-03-03 18:03:37.752867 CAP終了/ノイズ除去開始
2024-03-03 18:03:39.196131 ノイズ除去結果の保存
2024-03-03 18:03:39.413431 結果保存終了

光量を上げて、露光時間を短くすれば、購入ページに載っていた15FPSが出るんだろうけども・・・
透過光検査もするのであれば15FPSは絶対に無理！！！
けれども、ローリングシャッターのUSBカメラは連続撮影していて、ret, frame = cap.read()で
撮影済のデータを出力してくるだけなので、15FPSといえば15FPSか・・・

まあ、いい勉強になりました(´;ω;｀)

コメント

コメントを投稿

このブログの人気の投稿

-
  PySimpleGUIの互換GUIとして、TkEasyGUIの紹介があったので、 TkEasyGUIを使ってみることにした。  当時のバージョンはv0.2.43。  インストールは小文字のみでOKだが、importするときには下記の様に大文字にする注意が必要。 import TkEasyGUI as sg  単に置き換えただけの結果としては、自分のプログラムに使用している、キーボードでの入力操作と、Sliderでの数値入力が使えないことが、一番のネックであった。  開発者の kujirahandさん が日本の方で、GitHubで公開しているので、内容を確認してみたが、どうもまだ何某かの互換性が取れていないか、Sample例が少なすぎるのか、開発途中なのかよくわからない。  完全互換は無理としても、基本的な所が使えるようにできたらと、報告して使い方を教えてもらえるか、次のアップデートに反映させてもらえればと、 以前登録していたGitHubのアカウントを登録しなおして、動作報告することにした。  動作報告した結果、 キーボードでの入力操作をv0.2.45でできるようにしてくれ、Sliderを自分の使い方でも問題ないようにv0.2.49でしてくれた。  また、 PySimpleGUIモードの実装もしてくれた。  驚くほどの素早い対応で、仕事で疲れて確認検証報告が遅気味になってしまったが、わかりやすい使い方サンプルも例示してくれ、 PySimpleGUIの時よりも TkEasyGUIの方が使いこなせるようになった。  日本語での対応は、私にとっては非常にありがたかった。  省略できない厳格なパラメータ指定が必要にはなるようだが、そのぶん何をどこで指定しているか明確になり、理解が進む一因になっていると感じる。  配色テーマについても動作報告させてもらったが、別の個所に関わるため、もう少し先になるそう。
続きを読む
-
イメージ
M12レンズのIMX298カメラモジュールELP-USB16MP01-L75、ひょっとしたらM12レンズの裏に何か貼り付けたら絞りアップいけるんじゃね？ しかし自分で絞り作成は無理だろ、と思い、山勘でM4x10の黒ワッシャーを140円で買ってきた。 センサーが一部焼き付いて不良となったIMX298カメラモジュールを残しているので、それで試してみる。 ワッシャーの外周サイズはOKで、IRフィルタの後ろに貼れないことは無い。 が、M12レンズが深い位置までねじ込まれてセンサーまでの距離が短い上、センサーが大きい。 また、レンズ内部の開口幅より、ワッシャーの穴が大きい。 つまり、レンズの裏に貼り付けても、全く絞りアップはできず、4隅を中心とした端の方が撮影できなくなるだけ。 先に、レンズを外して、部品内部の位置関係を確認しておくべきだった。 何か最近、無駄使い日記のようになっている(´;ω;｀) 本当は、使わなくなりそうなIMX298カメラモジュールをM12レンズを交換するなどして再利用したいんだが、M12では、大きめのレンズはあっても、IRIS調整付きの物が無いし、レンズ解像度が低いし、薄厚のC/CSマウントレンズへの変換アダプタはM12側のネジピッチに問題があるようだけど改善されたレビューは無いし、厚みがあるC/CSマウントの変換アダプタは参考になるレビューがなく躊躇するし、カメラモジュールを組み込めるカメラケースは安いのがAliexpressにあるけどAmazonにはなく金の動きを悟られずに買えないし・・・
続きを読む
-
  TkEasyGUIを使用する シート検査Settingプログラムへの修正は、配色テーマが7色予定なので、Sliderの高さを低くし、 Sliderの 数値を右に表示するようにしてスペースを開け、配色テーマを選択・即反映できるようにし、配色テーマが実装されたらいつでも使用できるようにした。  Sliderの高さ設定のSample例と、 Sliderの 数値を右に表示するSample例が、非常にありがたかった。  その分、イベント判定コードが増えるが、画面からはみ出て、何とか画面内に入れようと四苦八苦するよりは遥かにいい。  PySimpleGUIは画像の更新が時々コケるためwindow.Refresh()を多用せざるをえなかったが、 TkEasyGUIは問題なさそう。しかし 念のためにwindow.refresh()として残すことにした。(Rrの大きさが違う)  配色テーマ選択の実装に関しては、セッティングファイルに整数数値しか使用できないようにしていたため、整数ー文字変換にちょっと苦労はしたが、昨日までに Settingプログラムの修正が 終了。  本日までに、 検査プログラム本体の修正も終了した。   Settingプログラムと 検査プログラムは、似たようなGUI処理をしていたし、GUI以外はそのまま使用できるので、修正する箇所は限られるため、早いよね。  現時点での TkEasyGUIは、v0.2.57。
続きを読む